頭皮マッサージのやりすぎに警告!正しいやり方や頻度

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頭皮マッサージのやりすぎに警告!正しいやり方や頻度
頭皮マッサージは頭皮の血行促進などに役立ちますが、やりすぎると頭痛や脱毛などのトラブルが起こることがあります。頭皮マッサージの効果を実感するためにも、注意事項や正しい手順について知っておきましょう。今回は、頭皮マッサージをしすぎた場合に生じる症状や頭皮マッサージのメリット、正しい頭皮マッサージのやり方などについて検証します。

頭皮マッサージのやりすぎによるトラブル

人間の頭皮はとても繊細です。頭皮には多くの毛細血管があるだけでなく、頭部の皮膚は顔の皮膚よりも薄いといわれています。マッサージによって頭皮に刺激を与え過ぎると、地肌に負担がかかって次のような症状が出ることがあります。

1.頭痛

マッサージを行うときに力を入れ過ぎたり、1日に何回もマッサージを行うことで頭皮に負担がかかり、頭痛が生じることがあります。人によっては気分が悪くなるなどの症状が起こることもあります。

2.出血や炎症

頭部の皮膚は柔らかく傷がつきやすいといわれています。爪を立てた状態でマッサージを行ったり頭皮を擦り過ぎると、出血や炎症などを引き起こすことがあります。

3.毛細血管が切れる

毛細血管は体中を巡る網目状の血管で、肉眼で確認できないほど細くデリケートな血管です。頭皮への指圧が強すぎると毛細血管が傷んだり、切れてしまうことがあるといわれています。また、毛細血管が傷むと毛根に十分な栄養が届かなくなり、毛髪の成長にも悪影響を及ぼすといわれています。

4.毛髪のトラブル

頭皮マッサージの際に地肌を擦ると、地肌と毛髪に摩擦が生じます。マッサージをしすぎることで摩擦が増え、切れ毛や抜け毛などの原因になることがあります。

なお、上記のような症状が起こった場合は頭皮マッサージを中止し、症状が改善しない場合は皮膚科などの専門医に相談してください。

頭皮マッサージの最適な一回あたりの時間や頻度

頭皮マッサージの最適な一回あたりの時間や頻度
頭皮マッサージは、1回あたりおよそ5分程度行うのが最適といわれています。上記でも触れた通り、マッサージしすぎると頭痛や炎症などが生じる恐れがありますので長時間続けないことが重要です。また、頭皮マッサージの理想的な回数は1日2回と考えられています。頭皮の血液の流れが減少する時間帯が就寝前から朝起きるまでの間といわれていますので、朝と夜に頭皮をマッサージすることで血行促進や育毛などの効果に期待できるようです。なお、朝は起床後、夜は入浴中もしくは入浴後に行うのがおすすめです。

そもそも頭皮マッサージのメリットは?

頭皮マッサージの本来の目的は、頭皮や毛髪における健康を増進させることです。頭皮マッサージを行うことで、主に以下のような効果やメリットがあるといわれています。

1.血行が促進する

頭皮をマッサージすると、地肌の凝りがほぐれて血行が促進します。また、収縮して硬くなった血管を緩和する作用にも期待できるようです。

2.育毛に役立つ

頭皮マッサージによって血行が促進すると毛根に栄養が届きやすくなります。毛根に十分な栄養が行き渡ることによって、毛髪の成長や抜け毛の予防などに役立ちます。

3.毛穴の汚れや皮脂が落ちやすくなる

頭皮マッサージを行うと血流が活性化し、新陳代謝が高まるといわれています。頭皮の代謝力がアップすると毛穴に詰まった老廃物や汚れ、余分な皮脂などを除去しやすくなります。

4.ストレスや疲労を和らげる

頭皮をマッサージすると副交感神経が刺激されます。副交感神経は食後や就寝中などに活発になる神経で、脳や身体をリラックスさせる働きがあるといわれています。副交感神経が刺激され優勢になることで、心身共にリラックスし疲労やストレスなどを和らげる効果にも期待できます。

頭皮マッサージの正しいやり方

頭皮マッサージの効果を実感するためには、正しいマッサージ方法を把握しておくことがポイントです。ここでは前準備を含めた頭皮マッサージの手順についてご紹介しますので、ぜひトライしてみてください。

前準備

  • 頭皮を冷やさないために手を温めておきます。お湯で温めるか、手を擦り合わせるなどの方法で手の温度を上げておきましょう。
  • 指と地肌の摩擦を防ぎたい場合はオイルなどを使用しましょう。

頭皮マッサージの手順

  1. 側頭部(耳の上)に指を3本当てて頭皮を押さえ、地肌を動かすようなイメージで5~6回ほど上下に動かします。
  2. 指の位置を少しずつずらし、頭頂部に向かって3回ほど1の動作を繰り返します。
  3. 頭頂部にある百会(ひゃくえ)というツボを中指で3回ほど押します。押す時間は1回につき3秒程度です。
  4. 額の生え際に指を3本当て、5~6回ほど上下に動かします。
  5. 指の位置を外側にずらし、耳の手前に向かって3回ほど4の手順を繰り返します。
  6. 指をこめかみに当て、8回程度ぐるぐると円を描くように動かします。
  7. 5本の指を使って、頭皮全体を軽く叩くイメージでマッサージしたら終了です。

逆にやってはいけない頭皮マッサージの注意点

逆にやってはいけない頭皮マッサージの注意点
頭皮マッサージはやり方を誤ると逆効果になる場合があります。特に以下の5つの点に注意し、頭皮の負担を増やさないようにしましょう。

1.呼吸を止める・呼吸が浅くなる

呼吸が止まったり浅くなったりすると身体がこわばりやすくなります。身体がこわばると凝りの悪化につながりますので、深くゆっくり深呼吸をしながら頭皮をマッサージしましょう。

2.力を入れ過ぎる

力を入れ過ぎて頭皮をマッサージすると、毛細血管が傷ついたり頭痛が発生する原因になります。指圧を加えることは重要ですが、痛いと思うほど力強く押さえないことがポイントです。

3.マッサージ時間が長い

長時間頭皮に刺激を与え続けると頭皮に負担がかかり、頭痛などの引き金になることがあります。上記でも触れましたが、1日5分程度を目安に頭皮マッサージを行うようにしましょう。

4.爪を立てる

爪を立てて頭皮をマッサージすると頭皮に傷が付いたり、炎症や出血・フケなどを引き起こすことがあります。頭皮マッサージを行う際は指の腹を使用し、爪が当たらないように注意しましょう。

5.その他(手の汚れや器具の使い方など)

手が汚れていると、指に付いている汚れや細菌などが頭皮に移る恐れがあります。頭皮をマッサージする際は事前に手を綺麗に洗っておきましょう。また、ブラシやマッサージ器具などを用いる場合、使い方を誤ると頭皮により負担をかけたり傷をつけることがあります。器具を使用する際はあらかじめ使用方法をよく把握しておくことが必要です。

まとめ

頭皮マッサージのしすぎによる頭痛などの諸症状を防ぐためには、マッサージの手順や逆効果を招くやり方に注意する必要があります。マッサージのタイミング・時間にも配慮しましょう。頭皮マッサージを正しく理解して地肌や毛髪のケアに活用してくださいね。

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