脂性なのに頭皮が乾燥!?見分け方は?

一部プロモーションを含みます
脂性なのに頭皮が乾燥!?見分け方は?

皮脂の分泌量が多い体質のことを「脂性」と呼びます。脂性タイプの人は頭皮や毛髪がベタつきやすいといわれていますが、お手入れ方法を誤ると頭皮の乾燥を招く恐れもあります。頭皮の状態を正しく改善するためにも、脂性タイプに適したヘアケアや対策を知っておきましょう。

今回は、脂性に多い頭皮のトラブルや脂性を改善する方法、脂性の人におすすめのシャンプーなどについて解説します。

そもそも脂性とは

脂性とは、皮膚に分泌される油分・皮脂が多い体質のことを指します。オイリー肌などとも呼ばれ、頭皮だけでなく顔の肌質を表す際にも使用されます。皮脂には頭皮環境を調整する役割があるといわれており、多すぎても少なすぎても頭皮に良くありません。脂性タイプの場合は皮脂の分泌量が多すぎるために頭皮がベタついたり、臭いや痒みなどの症状が起こりやすいと考えられています。

脂性でも頭皮が乾燥することはある。症状の見分け方

皮脂が多いと頭皮が乾燥しにくいと思われるかもしれませんが、脂性タイプの方でも洗髪やケア方法などが原因で頭皮が乾燥してしまう場合があります。例えば、余分な皮脂を落とすためにシャンプーをし過ぎると頭皮の潤いに必要な皮脂まで洗い流してしまい、地肌が乾燥した状態になります。頭皮が乾燥すると潤いを補うためにより多くの皮脂が分泌され、かえって皮脂の量が増えるといった悪循環に陥りやすくなります。

乾燥したときの見分け方

頭皮の状態はシャンプー後の簡単なチェック方法で知ることができます。ぜひトライして自分の頭皮が乾燥しているかどうかを確認してみましょう。

1.洗髪し、髪を8割ほど乾かします。
2.額の生え際と頭頂部分に脂取り紙やティッシュを押し当てます。
3.脂取り紙などを当てて2時間経過しても皮脂が付着しなければ頭皮が乾燥している状態です。なお、30分経過して皮脂が付着したら脂性の頭皮、1時間後に皮脂が付着したら正常な頭皮の状態と判断します。

なお、より正確に頭皮の状態を知りたい場合は頭皮脂チェッカーやマイクロスコープを利用するという方法もあります。双方ともネット通販などで購入することができますのでチェックしてみてください。

脂性に多い頭皮の4つのトラブルとケア方法

皮脂の分泌量が多すぎると、頭皮がベタつくだけでなく臭いやフケ・ニキビなどが発生する恐れもあります。脂性タイプの頭皮トラブルとして挙げられるのは主に以下の4つの症状です。

1.毛髪や頭皮のベタつき

頭皮の皮脂が多いと、頭皮が油っぽい状態・湿っている状態になりやすいといわれています。頭皮だけでなく、毛髪がベタついた状態になることもあります。

2.頭皮の臭い

皮脂の分泌量が多すぎると、皮脂が酸化して嫌な臭いを発生させることがあります。また、雑菌が皮脂を栄養源にして増殖し、臭いの元になる場合もあります。

3.脂性フケの発生

フケと聞くと薄く軽いものを連想することが多いですが、脂性タイプの頭皮から生じるフケはオイリーでベッタリとしています。脂性フケは肩などに落ちず髪の根元に残りやすいため、肉眼で確認しにくいともいわれています。

4.その他(ニキビや痒みなど)

頭皮の毛穴に余分な皮脂が残ると、アクネ菌が繁殖しニキビが発生することがあります。ニキビは顔にできるものと思いがちですが、皮脂の過剰分泌によって頭皮に発生することもあります。また、ニキビや脂性フケなどの影響で頭皮に痒みが生じることもあります。

皮脂が原因で起こる頭皮のトラブルは、日頃のケアケアや生活習慣を見直すことで対策することが可能です。詳しくは後述しますが、日常生活や普段のシャンプー・お手入れなどに注意して頭皮の状態を改善しましょう。なお、脂性のフケが大量に発生した場合は漏性皮膚炎にかかっている疑いもあるため、できるだけ早く専門の医師に相談してください。

脂性を予防・改善する4つの方法

頭皮の状態は普段行っているヘアケアや食生活などに左右されることが多いといわれています。脂性を改善・予防するために気を付けたいのは主に次の4つのポイントです。

1.ヘアケアを見直す

誤ったヘアケアを続けていると頭皮が脂性になりやすいと考えられています。頭皮のベタつきが気になるからといって地肌を強く洗ったりすると皮脂を落とし過ぎてしまい、失った油分を補うために皮脂が過剰分泌しやすくなります。皮脂の分泌を抑えるためには、脂性タイプに適したシャンプーやお手入れを行うことが必要です。

2.食生活を改善する

食生活によって地肌が脂性になるケースもあります。バランスの取れた食事を取ると共に、皮脂の分泌を抑制してくれる栄養素を積極的に摂取するようにしましょう。皮脂の分泌を弱める栄養素には、果物などに含まれるビタミンC、緑黄色野菜などに含まれるビタミンB、青魚に含まれているDHAやEPAなどがあります。また、抗酸化作用や血行促進作用などがあるビタミンE(ナッツなどに含まれています)を摂取することも奨励されています。

3.生活習慣を見直す

生活のリズムや習慣も皮脂の状態に影響を与えます。特に不規則な生活を続けるとホルモンバランスが乱れ、必要以上に皮脂が分泌される原因になると考えられています。早寝早起きを心がけ、できるだけ規則正しい生活を送ることが重要です。適度に身体を動かし、運動不足にならないよう注意することもポイントです。

4.紫外線に注意する

紫外線がフケの原因になる場合もあります。紫外線を浴びることで皮脂や汗が過剰分泌し、マラセチア菌が増殖して脂性タイプ特有のベタつきのあるフケが発生することがあります。紫外線からのダメージを防ぐために、帽子や日傘を使用して頭皮を守りましょう。

脂性の人のシャンプーの選び方3つのポイント

脂性の頭皮を改善するためにはシャンプーの選び方にも注意する必要があります。特に気を付けたいといわれているのが洗浄力や配合成分などです。脂性タイプの特性に合ったシャンプーを選んで頭皮ケアに役立てましょう。

1.洗浄力に注意する

洗浄力が強いシャンプーは皮脂をよく洗い流してくれますが、皮脂を落とし過ぎると頭皮が乾燥し、乾燥を補うために皮脂が過剰に分泌される場合があります。頭皮の皮脂が気になる場合は、洗浄力がソフトで余分な皮脂をしっかり落としてくれるアミノ酸系のシャンプーを選ぶことが奨励されています。

2.ノンシリコンのシャンプー

シリコンは毛髪をコーティングしてくれる成分ですが、吸着力が強いため地肌の毛穴に残りやすいといわれています。毛穴に詰まったシリコンは臭いや雑菌繁殖などの原因になりやすいため、シリコンが含まれていないシャンプーを選びましょう。

3.保湿成分の入ったシャンプー

皮脂の過剰分泌を抑えるためには頭皮を保湿することも重要です。頭皮が乾燥すると潤いを補うために皮脂分泌が増えるといわれていますので、保湿成分が含まれたシャンプーを選んで地肌を乾燥させないようにしましょう。

脂性タイプの人におすすめしたいシャンプー3選

1.薬用スカルプフォーマットシャンプー


画像元:メソケア+

内容量:370ml
価格:3,564円(税込)

頭皮ケア用品で知られるメソケアプラスから販売されているシャンプーです。ヤシ油由来のマイルドな洗浄成分が配合されていますので、頭皮に負担をかけない洗浄力が期待できます。また、石鹸系洗浄成分が形成する「疑似皮脂膜」に頭皮の潤いを保つ作用があるため、シャンプーによる地肌の乾燥が気になるという方にも適しています。その他、頭皮の臭いを軽減したり髪の毛にハリを与える働きなどにも期待できる商品です。

2.スカルプDボーテ ボリュームタイプ


画像元:楽天市場

内容量:350ml
価格:3,900円 (税込)

男性用の頭皮ケア商品「スカルプD」で有名なアンファーから販売されている商品です。スカルプDボーテは女性用に開発されたシャンプーの一種で、脂性肌用の「ボリューム」と乾燥肌用の「モイスト」の2種類があります。アミノ酸系のソフトな洗浄成分のほか、大豆由来のソイセラムや9種類の植物性ケア成分など女性の頭皮に役立つ成分を配合しています。頭皮のケアだけでなく、毛髪や頭皮環境を整える作用にも期待できる商品です。

3.チャップアップシャンプー


画像元:楽天市場

内容量:300ml
価格:4,180円(税込)

(株)ソーシャルテックから販売されているオーガニックシャンプーで、頭皮や毛髪ケアに有効とされるオーガニック成分や植物系成分が30種類以上配合されています。洗浄成分にはアミノ酸系と植物系の成分が使用されているため、毛穴の汚れや余分な油分を優しく洗い流す効果が期待できます。また、毛髪のまとまりや潤いをキープする作用もあるため、頭皮だけでなくヘアケアにこだわりたいという方にもおすすめしたい商品です。

脂性の正しいシャンプーのやり方

頭皮の状態を健康に保つためには日頃のシャンプーやお手入れが重要です。脂性タイプの頭皮に合ったシャンプーを習慣づけて、頭皮環境の改善に役立てましょう。なお、地肌のベタつきが特に気になる場合は、定期的に頭皮クレンジングを行うこともポイントといわれています。

脂性の人に適したシャンプーの手順

  1. 髪に付着したホコリなどを落とすために軽くブラッシングします。
  2. シャンプーを使用する前に、頭皮や毛髪に38度程度のお湯をかけてすすぎます。洗髪前にある程度の皮脂や汚れを落としておくことで泡立ちも良くなります。
  3. シャンプーの原液を手に取って泡立てます。頭皮に直接付けると毛穴に詰まってしまう場合があるため、手で泡立てましょう。
  4. 頭皮を洗っていきます。指の腹を使って頭皮を揉み込むイメージで、側頭部・後頭部から頭頂部に向かってマッサージしながら洗髪します。
  5. 丁寧にしっかりとすすぎます。すすぎが不十分だと毛穴にシャンプー液が残りやすくなりますので注意が必要です。髪の根元を持ち上げてお湯を流したり、後頭部から頭頂部にかけてすすぐと泡が残りにくいですよ。
  6. タオルで水分を取ります。強く拭くと頭皮に負担がかかるため、水分をタオルに吸収させるようなイメージでタオルドライしましょう。
  7. ドライヤーを使って毛髪を乾燥させます。タオルドライのままで髪を放置すると雑菌が繁殖しやすくなりますので、なるべく時間をおかずに乾かすことがポイントです。ドライヤーの温度が高すぎると毛髪を痛めてしまうため風は低温に設定します。また、風を当てるときは頭皮から10cm以上距離を取り、髪の根元にまんべんなく当てていきましょう。

定期的な頭皮クレンジングの手順

  1. 1.シャンプーの前にクレンジングオイルなどを使用して地肌をマッサージします。
  2. 2.温めたタオルで頭部を覆い、ホットパックを行います。
  3. 3.通常のシャンプーとヘアドライを行います。

頭皮クレンジングを行うことで、溜まっている余分な皮脂を除去する効果に期待できます。毎日行うと頭皮に負担がかかりますので、週に1度程度のペースで行いましょう。

脂性の人がやってはいけない3つのこと

頭皮の脂性状態を改善・予防するためには、油分の多い食品をセーブしたりヘアケアなどに注意する必要があります。脂性対策をする上で特に注意したい項目は次の3点です。

1.脂肪分の多い食事を控える

脂肪分の多い食事を取り続けていると頭皮の皮脂が増えやすいと考えられています。頭皮の皮脂を抑えたい場合は、揚げ物やスナック菓子など油分の多い食事や高カロリー食品を控えることも必要です。

2.シャンプーし過ぎない

皮脂を落とすためにシャンプーの回数を増やしたり洗浄力の強いシャンプーを使用すると、必要な皮脂まで洗い流してしまい皮脂の過剰分泌を招いて逆効果となる恐れがあります。洗髪の回数は1日1回に止め、脂性タイプに適したシャンプーを用いて頭皮を洗いすぎないよう注意しましょう。

3.ストレスをためない

ストレスが原因で頭皮の皮脂が増えることもあります。特に、ストレスによって自律神経が乱れると皮脂の過剰分泌を招きやすいといわれています。適度に運動したり趣味に没頭するなど、日頃からリフレッシュする習慣を設けてストレスをためないようにしましょう。

まとめ

頭皮が脂性になる一番の原因は皮脂の過剰分泌です。皮脂を落とし過ぎると地肌が乾燥する場合がありますのでお手入れ方法に注意しましょう。シャンプーや生活習慣などを見直して、頭皮状態の改善に役立ててくださいね。

みんなが選んだヘアケアアイテム検索

みんなが選んだヘアケアアイテム検索

おすすめのヘアケアアイテムを検索できます。口コミの投稿もお待ちしております。

カテゴリ
値段
コスパ(1日あたり)
総合評価